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三国ケ仙
【みくにがせん】


苫田郡上斎原村と鳥取県三朝町・佐治村の境界にある山。標高1,213m。北北東850mの鳥取県側にある標高1,252mのピークを指す場合もある。美作・因幡・伯耆の旧三国の境界にあることが山名の由来とされる。中国山地の脊梁部にあって山頂部の標高1,100~1,250mにある緩斜面は前輪廻の名残と考えられ,南部の三十人ケ仙・天狗岩の山頂平坦面と同一の地形面である。新生代第三紀の火山岩類(安山岩類)からなり,東斜面には三郡変成岩類も広く分布,北側は谷頭浸食が進み深い谷を刻むが,南側には周囲が開析されメサ状になった小起伏面があり,恩原高原のような緩斜面が広がる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7186673