三山盆地
【みやまぼんち】
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吉備高原の南部,小田郡美星町三山にある底の浅い盆地。標高320m,東西約3km,南北2km。小田川の支流星田川の源流地。この盆地の南側には五万原(425m),北側には竜王山(504.6m)などの丘陵性のなだらかな波浪状の山地がある。この盆地内には「塩こぼし」といわれる砂や山砂利など洪積世の堆積で覆われ,また栗の木の化石(桂化木)が多数出土している。この盆地内には町役場をはじめ町農協,小・中学校などがあり,美星町の行政・産業・教育の中心地である。盆地内は水田化されており,周囲の傾斜面は畑地で,葉タバコ・白菜などの栽培がみられる。また盆地底から冷泉が湧出している。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7186890 |