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麦飯山
【むぎいいやま】


玉野市八浜町大崎と槌ケ原の間にある山。標高232m。古生代泥質片岩からなる。近くの金甲山・怒塚(いかづか)山・常山などとともにその突出した山容から「屋根破り」の異称がある。戦国期に山城があったことが知られ,麦飯山の西約2.5kmにある常山にあった常山城主明石景行の弟明石源三郎が弘治・永禄年間のころ居城していたという。麦飯山城はのち毛利氏の手に落ち,その毛利軍と岡山城主であった宇喜多氏の軍勢が激突した八浜合戦はよく知られている。北麓をJR宇野線が走り,南麓は国道30号が通る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7186932