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弥次郎岳
【やじろうがたけ】


真庭郡勝山町真賀,旭川右岸国道313号の傍らに巍々として立つ古生層の孤立丘。山中一揆(享保11~12年)の首謀者樋口弥次郎がこの山の中腹の洞窟に隠れたことで有名。この時津山藩の追手は弥次郎の母親に縄を掛け穴の中を探索したので,弥次郎は戦うこともできず生け捕られ,院庄滑川原で処刑された。弥次郎が洞窟に隠れていた時,愛犬が弁当を運んだと言い伝えられている(山久世小史)。古くは聖ケ岳と呼ばれていたが,義民弥次郎を偲んで弥次郎岳と呼ばれるようになった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7187035