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夕立受山
【ゆうだちうけやま】


備前市の東南部に位置する山。標高209.7mで三角点が設置されている。付近一帯に広く分布する火山性の流紋岩からなる小起伏山地。瀬戸内海国立公園の一部をなす景勝地で,西部をリアス式海岸の片上湾,南部を日生(ひなせ)諸島を配する瀬戸内海,東部は和気郡日生町と接する。北部は東西に連なる断層線による低地があり,そこには国道250号・JR赤穂線が通じ,山の西端には東備西播開発有料道路(ブルーハイウエー)が通り,木生(きぶ)湾の干拓地を利用して備前インターチェンジが立地し,国道250号と結んでいる。備前市穂波の木生から登山道が通じるが,観光地としての整備は進んでいない。山名の由来は,昔干ばつが続いていた時この山頂で千貫のまきをたいた結果,大夕立が発生したとの昔話が伝わっていることによるという(日生のむかしばなし)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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