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明石峠
【あかしとうげ】


廿日市市宮内の明石地区と同郡佐伯町大字峠の垰(たお)地区の境にある峠。県道が峠道となる。北の野貝原(のがいばら)山塊と南の権現山塊に挟まれる。標高330m。天文23年6月11日付の毛利元就・隆元連署状(熊谷家文書)に「於去五日明石口陶衆与合戦」とあり,「陰徳太平記」には「神領明石合戦之事」および「芸州廿日市折敷畑合戦之事」が載り,峠を挟んで西の陶軍と東の毛利軍の攻防を伝える。近世石見津和野路が開設され,参勤交代に利用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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