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赤柴山
【あかしばやま】


高田郡吉田町にある山。標高600m。山上付近は平坦地が広がる。南麓は広島市安佐北区白木町地区にまたがる。天文年間に武田氏と毛利氏が戦った古戦場。「芸藩通志」には「小山 井原二村の間にあり 毛利・武田の両兵此に戦ふ 流血草を染む 因て 名を得たりといふ」とあり,山名は戦場の有様にちなむという。死骸塚・太刀洗池・般若谷という地名が現在も残るが,いずれも当時にちなむという。般若谷からは今も朽ちた剣や槍が出ることがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7187397