掲山
【あげやま】

呉市広町にあり，灰ケ峰山塊東端のピーク。標高490.6m。西はやや緩傾斜で荒地をなし江ノ藤山へ続く。東は急傾斜で，森林に覆われ山麓に広大川が流れている。高田流紋岩類よりなる。「呉市史」第１巻によれば，元禄11年の古図に「あけ山」として記され，「御留山也」とある。また，享保10年の古文書に留山として「揚山」と記されている。北東山腹には市名勝の白糸滝がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7187428