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旭山
【あさひやま】


広島市安佐北区白木町地区の北東部,国鉄芸備線志和口駅の南約1kmにある三篠川沿いの小山塊。標高294.0m。黒雲母花崗岩よりなるが,北および北西山麓には洪積層と考えられる志和口礫層が分布する。この礫層は,植物遺体を含む粘土層や凝灰質粘土層を挟み,西条盆地中の礫層に対比され,県立白木高校や白木中学校付近でその露頭が良く観察できる。この山には中世に秋山氏の居城である朝日城があった。現在も菩提寺の寺跡や宝塔が残る。北山腹の高南小学校裏には旭山古墳群と名づけられた古墳時代後期の円墳があり,石棺および男性人骨が発掘され,また,西山麓には須沢古墳群もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7187455