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井手谷山
【いでたにやま】


佐伯郡の中央,佐伯町津田と同町玖島(くじま)の間にある山。標高730m。佐伯町の中心津田盆地の北に連なる花崗岩山地群の1つ。北に吉末川を渡ると大峰山がそびえる。山容は,1つの小高い峰を中心に,なだらかな尾根が多く集まる。深層風化が著しく,無数の谷が奥深く刻む。殊に北東麓の玖島字吉末方向の谷が直線状に発達する。北西麓の玖島字上川上の人は「石のつぐろ」と呼ぶ。「つぐろ」は藁束を積み重ねて干す状態をさす言葉。山頂に藁束に形の似た岩石群があることに由来する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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