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大懸山
【おおがけやま】


呉市東端の仁方町と豊田郡川尻町との境界にあり,野呂山頂から南に延びる山稜の南端のピーク。山頂に標高417.4mを示す三角点が置かれている。黒雲母花崗岩よりなるが,山稜部に沿って南北に花崗斑岩岩脈が走っている。「芸藩通志」の村図の当山には古城(古塁)の名でみえ,中世の城址であるが城主は明確でない。また,この真南の標高360mの地点にも城址として斥候山(物見山)が記されている。山麓は緩傾斜で崖錐性堆積物よりなりミカン畑が散在している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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