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大万木山
【おおまんぎやま】


島根県側では「おおよろぎやま」という。比婆郡の北西方,高野町と島根県頓原町との境にある山。標高1,218.0m。「芸藩通志」には踏み込んだら7日は出られないという意の七日迷山として紹介され,また,島根県側からは巨大な土手のように見えるため,土手山とも呼ばれる。地質は流紋岩類が主体で,山麓の花崗岩地帯には鉄穴流しの痕跡を至るところにとどめる。山頂一帯はブナの原生林が残り,マイヅルソウの大群落がみられる。山塊の南北端にはそれぞれ地蔵尊が配置され,信仰の名残をとどめる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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