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カガラ山
【かがらやま】


「カカラ山」ともいう。尾道市の南東方,浦崎の半島部の先端,戸崎にある山。標高149.2m。山のある場所は昔は松永湾の出入口にある島であった。つまり,浦崎本浦と戸崎浦の間は狭い海峡であった。しかし,福山藩からの出銀で間を埋め立て新開地を造ったので浦崎とつながったのである。山麓の戸崎の海岸にはその交通位置から戸崎城が置かれた。世羅郡伊尾村から来た下見行治の居城だったといわれる。現在は海食によりその姿をとどめていない。戸崎は西の戸崎瀬戸が海上交通の要衝なので,造船・航海業が営まれてきた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7188204