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掛頭山
【かけずやま】


山県郡の北西部,芸北町にある山。標高1,126.1m。西中国山地国定公園のうち。南に連なる臥竜山とともに八幡盆地の東を限る巨大な山塊。平坦面の広がる山頂一帯は既に藩政時代よりたたら業に使われた馬の放牧,あるいは採草地として利用されたが,明治44年掛頭山牧場として再発足。以後昭和30年頃まで放牧が行われた。現在,山稜には放牧用の土塁が残り,付近は広い草原となる。中腹では松や落葉広葉樹の混合林,東斜面ではスギ・ヒノキの人工林が広がる。山頂には昭和46年,テレビ中継局が開設,同時に西麓から車道が設置された。山麓には広大な牧場・スキー場・キャンプ場があり,四季を通じて多くの人が訪れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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