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檞風呂山
【かしやぶろやま】


地元では「かっしゃぶろやま」と発音する。5万分の1地形図では檞屋呂山とある。県北東端の比婆郡東城町の南西にあり,帝釈山中と帝釈始終の境をなす山。標高713m。標高500m余の吉備高原にある小山。南にそびえる御神(おんがみ)山(889m)につながる山塊は,高梁川水系(東城町)と江の川水系の分水嶺をなす。高梁川上流の帝釈川の谷頭浸食が著しい地で,四方を深い谷に挟まれる。谷は,北東方向と南東方向の断層に従い,格子状である。山頂付近は,南東の野旅山から連続する古生層が分布し,砂岩と粘板岩の互層や比較的厚いチャート層が特色。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7188241