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甲山
【かぶとやま】


兜鍪山とも書いた(芸藩通志)。高田郡吉田町にあり,郡山のすぐ北に位置する。標高445m。戦国期,山陰の尼子勢来襲の時(郡山合戦,天文9~10年),毛利元就が尼子の間諜を欺いて,ここに陣を張らせなかったという。「芸藩通志」には,「毛利氏偽兵を設け出雲の兵を却せし所といふ」とある。現在は,晩秋から初春にかけてみられる霧の海の展望所として付近の人々に親しまれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7188292