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亀ケ岳
【かめがだけ】


府中市街地の北方にある山。標高539.4m。花崗岩からなる山地で,山頂付近には小起伏面がみられる。その谷の部分に江戸期溜池がつくられ,七ツ池と呼ばれる。この池の周囲には寺院遺跡があり,昭和15年青目寺跡として県史跡に指定された。青目寺は山岳仏教の盛んな平安期の初頭建立されたもので,青目寺縁起によると寺院は12坊を数える大伽藍であったという。天慶7年秋天火で灰燼に帰し,のち,南斜面中腹の現青目寺が再興された。この青目寺には藤原時代初期作の日光菩薩・月光菩薩(県重文)など古仏像が保存されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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