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瓦小屋山
【かわらごややま】


大竹市の北西部にある山で,西山麓を流れる小瀬川が山口県との境界をなす。標高663.8m。鋭い岩峰をもち,登山家によく知られる三倉岳の南西に連なる山稜のピーク。黒雲母花崗岩よりなり山頂・山腹に多くの露岩がみられる。山腹の傾斜は急であるが山麓は標高300m付近から緩傾斜をなす。「芸藩通志」の浅原村図中に「カハラ木ヤ」の名が見える。西山麓には小瀬川をせき止めた小瀬川ダムおよび小瀬川貯水池がある。これは,洪水調節と工業用水貯水のために昭和39年に建設されたものである。また,南山麓の小瀬川と支流の玖島川が合流する所には,多くの甌穴がみられ県天然記念物の栗谷の蛇喰磐がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7188522