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神峰山
【かんのみねやま】


「しんぽうざん」ともいう。豊田郡の大崎町と木江町の境にある山。標高452.6m。瀬戸内海国立公園のうち。大崎上島の最高点。「安芸の小富士」と呼ばれる秀麓な山容を呈し,木江町側の山腹は極端に急な斜面をなす。伝説では厳島の祭神の1人イチキシマヒメノミコトが遍歴の旅の途中,一時的にこの地によったとあり,地名の由来もこれにちなむと思われる。山頂には寛永元年に建立したとされる薬師堂があり,地元の信仰を集める。山腹にはミカン園が広く分布するが,産地競合が激しく,過剰生産の状態が続く。大崎町の原下から山頂に近い旧竹原大崎テレビ放送局まで車道が通じる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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