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櫛ノ宇根
【くしのうね】


広島湾の南方,能美島の南2kmに浮かぶ大黒神島にある山。佐伯郡沖美町に属する。標高460.3m。大黒神島は面積7.3km(^2)の無人島。北側に少しの平坦地もあるが,南側全体に400m級の山塊が東西にそびえる。山塊は海岸に迫って多くの鼻と呼ばれる岩礁を生む。能美島の佐伯郡沖美町から眺めると,稜線はあたかも櫛の歯が並ぶ形に見える。この地では山を「うね」と呼ぶ習慣があるのでこの名がついた。歯の形をする岩峰は高い順に高ノ岩,白瀬のヨロウなどと呼ばれる。特色ある山容は,広島湾の入口に位置するので,船乗りたちに親しまれる目標である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7188670