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呉ケ峠
【くれがたお】


神石(じんせき)郡神石町の中心集落で高光川の発源地に当たる福永字七曲に南接する標高490mの準平坦面と付近の集落名。近世の西城路に沿う。峠の集落は中世の泉山城の麓として発達し,中世後期から市谷と称す河谷に市聚が形成された。油木(現油木町)や小畠(現三和町)とともに,神石郡の中心地として,最盛期には常設の牛市がたち,全国から神石牛を求めて業者が集まったが,現在は廃止されている。県道の三原東城線と新市七曲西城線の分岐点としてバス路線が開設されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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