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黒川明神山
【くろかわみょうじんやま】


世羅郡世羅西町黒川にある山。標高535.3m。甲立から小国に続く美波羅川の広い谷の北側の標高400~500mの小起伏面上にそびえる円錐状の玄武岩鐘。美波羅川沿いには洪積世の甲立礫層が分布し,浸食平坦面の形成をうらづけている。この平坦面上に玄武岩が突出して山ができた。山頂からの眺望がよく,山城が置かれていたらしく,山頂部には土地を削平した2段の郭や高さ60cmの土塁が残る。山麓には大池・横池などがあり,また,町民グラウンド・老人福祉センターが建設され,一帯は県の自然環境保全地域に指定されている。昭和50年には「緑と太陽のふるさと」をうたう世羅西青少年旅行村が建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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