上下荘
【じょうげのしょう】
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旧国名:安芸
(中世)戦国期に見える広域地名。安芸国山県郡のうち。天文末年頃と推定される12月25日の毛利元就書状に「山県郡上下庄」とあり,この地を以前のごとく領有したなら,願書に記したことは偽りない旨を大願寺に申し送っている(大願寺文書)。比定地は未詳。中世,山県郡は古保利・奥山などの5荘に大きく分かれていたといわれるが(芸藩通志),この地名も荘園名ではなく,これら荘のごとく広い地域の総称と推察される。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7189283 |