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常清滝
【じょうせいのたき】


双三郡作木村下作木にある滝。高さ126m。3段からなる。県名勝。「芸藩通志」には「下作木村にあり,飛泉四十二丈,三級となる。上はあら波十二丈,中は白糸廿三丈,下は玉水七丈,両山高く聳え,老樹,恠岩,瀑布と暎発す,当郡第一の奇瀑なり」とある。高さからいけば,日光の華厳の滝,紀州の那智の滝に肩を並べる名瀑とされる。滝の下流500mには,400年前の永禄年間の悲恋物語を伝える姫ケ淵がある。滝の周りは,トチノキ・モミジ・ケグワなど広葉樹・針葉樹が茂る。展望台も設けられており,四季を問わず県内から多くの人々が訪れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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