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城山
【しろやま】


広島市北郊の安佐南区八木町にある丘陵。町の西部にそびえる阿武山(586.4m)の東縁に位置し,標高69.2mの三角点を中心として南北約1kmに及ぶ。東側は太田川に臨み,白亜紀花崗岩は極度の深層風化を受けて真砂土と化す。南西斜面に数個の縄文・弥生時代遺跡が発見され,当時の海岸線をしのばせる。北の可部町地区と南の祇園町地区を分断する要所を占め,中世には八木城があった。南側の丘に立つ小祠は,城主香川氏の勧請と伝える権五郎神社。現在,阿武山との鞍部には国鉄可部線,国道54号佐東バイパスが並行し,斜面は新興住宅地が広がる。旧八木用水は山麓を廻っていた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7189348