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杉ノ浦
【すぎのうら】


厳島(佐伯郡宮島町)の北東側にある浦。当浦の北の尖端は,厳島の最北端でもある聖崎で,広島方面から厳島神社へ向かう海路の好目標である。南接の包ケ浦同様,戦後近隣の諸地域から注目された海水浴場やキャンプ地である。包ケ浦の付近は全体が町有地であることもあって,1世帯,3人であるのに対し,杉ノ浦は157世帯,518人(昭和55年1月末)の居住者があるが,これは包ケ浦よりも宮島の市街地に近いこと,地域が民有であることに原因がある。杉ノ浦の名称は,古くスギの木があったことに由来するという。現在はアカマツが中心。波止や荷揚場が浜の南にあり,弥七ケ谷から姥ケ懐などを過ぎて,聖崎(峰は19.8m)に海岸線が延びている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7189428