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曽場ケ城山
【そばがじょうやま】


西条盆地の西を限る東広島市八本松町原にある山。標高607m。花崗岩からなる。古代山陽道の瀬野の大山(大曽場山)にあたり十八色山の古称がある。西の峰を一ケ城山(607m),東の峰を曽場ケ城山といった。比高350mの急峻な山頂から西条盆地を一望の下に見渡すことができ,大永年間に飯田三郎頼氏の居城が置かれた。大永3年尼子氏に敗れたあと永禄年間には杉野隆兼が城主であった。一ケ城の平坦地には本丸跡・井戸・石垣が残り,馬返し・水の丸・立馬場の地名がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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