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高丸山
【たかまるやま】


島根県に接する双三郡布野村下布野にある山。標高411m。布野盆地の西に広がる山地の一角。白亜紀流紋岩からなる丘陵性の山で,東麓は布野断層に切られる。北麓を東流する姫ケ谷・千早谷周辺は知波夜比売神社の旧社有地で,京の壇や宮の壇と呼ばれた。下布野字柳田(やないだ)に神田(じんで)や御貢ケ坪弓場原(みつきがつぼゆんばはら),字大伴(おおばん)に神南の杜(かんなのもり)や鎮守の森などの由緒ある古跡が残る。北東の尾根にあった姫ケ岳城に勧請された神社で,毛利・尼子の合戦後,寛永元年,風越山南西麓の高尾山八幡宮の相殿に移された。姫ケ岳城は毛利氏と尼子氏が争奪を繰り返した地で詳細は不明。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7189625