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高見山
【たかみやま】


尾道市の対岸向島の南端御調(みつぎ)郡向島町にある山。標高283m。花崗岩からなる姿の美しい独立峰。瀬戸内一帯の見晴しが良く,村上水軍の見張所であった。瀬戸内海国立公園の一角で,昭和43年には尾道と向島の間に尾道大橋が開通し,頂上まで自動車道が整備されロープウエーも通じた。マツとアカシアに囲まれた山頂は自然公園として多くの観光客を集めている。山頂には自然石に刻まれた「瀬戸のうたみち」や,NHKはじめ4放送局のテレビ塔・無線中継所が置かれ,麓は一面のミカン畑が広がる。和泉式部が住んでいたという伝説があり,南麓の立花は長寿の村として知られ,近くに広島大学臨海実験所がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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