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茶臼山
【ちゃうすやま】


広島市西郊,西区己斐町の北部にある丘陵。標高202m。花崗岩からなる。広島平野に臨み,南麓を山陽道が通る交通の要にあり,頂上には小茶臼城が置かれた。小茶臼城は一名,平原城とも呼ばれ,鎌倉中期に己斐氏が築いたが,長禄元年に大内氏方の右田弘篤の攻撃により落城した。城址には本丸を取り巻く5つの郭,城の南側に大手,北に搦手,搦手に抜ける裏木戸には大きな石組みや,空堀や掘切も残る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7189758