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東郷山
【とうごうさん】


広島市北西の安佐南区沼田町と佐伯郡湯来町との境にある山。標高977.4mは広島市の最高峰。北東~南西方向の断層に挟まれて,南西の阿弥陀山や大峰山に連続する。花崗岩に輝緑凝灰岩および輝緑岩の古生層が載る地質。広い山塊は多くの谷に分断されて四方に支脈を延ばす。北西中腹には深い樹林地帯があり,有名な四本杉が立つ。地上高4mで四幹に分岐,その幹には20余人が立てるという。その地から水内(みのち)川に注ぐ谷は幽谷をなし地獄谷と呼ばれる。水内川対岸に湯ノ山温泉があり,登山者に利用される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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