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戸郷山
【とごうやま】


島根県境,双三郡布野村の南端,下布野字河戸(こうど)にある山。標高361m。西方の赤松山に連続する白亜紀流紋岩の山。境の西側は観音崖と呼ばれる急崖をなす。布野盆地の出口に当たるが,極端な隘路のため布野川の盆地域は湿地帯を形成していた。明治19年の布野洞門開削により両山は断たれ,布野川の排水も可能となった。現在,国道54号が通過する。洞門上約150mが戸郷山頂で,昔,山城があったと伝えるが不詳。昭和54年,テレビ放送中継塔が設置された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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