角川日本地名大辞典 中国地方 広島県 13 鳴滝山【なるたきやま】 尾道市の南西端にある山。標高402m。瀬戸内海国立公園に属する。南側の谷頭部に溜池八注池がある。谷を挟んだ南側の山が鳴滝城山(321m)で城跡があり,郭・土塁がみられる。鎌倉後期元亨年間宮地氏の居城であったと伝えられる。山頂からの展望はよく,出城として,小串山城・七曲城・太夫殿城・竜王山城が山麓の吉和村内に存在した。これらの山頂一帯は自然公園として整備されている。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7190136