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槙ケ峠
【まきがたお】


佐伯郡佐伯町津田字別府にある峠。近世の石見津和野路の峠で,同街道は東の同町大字峠に通じる。慶応2年の長州戦争に際し,十王堂に関門が設けられ,当峠は激戦地と化した。長州征伐覚書(佐伯郡誌)にはその様子が詳しく書かれている。峠付近では六万坊と称する沼沢湿地があり,底なし沼として島根県の江の川に通じると伝える。現在は県道の沿線となり,この伝説は消えつつある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7190905