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窓ケ山
【まどがやま】


広島市西部の安佐南区沼田町伴地区と佐伯区五日市町地区の境にある山。標高711.4m。安佐南区・佐伯区双方における最高峰。北東から南西に続く花崗岩山塊。山名は「窓山,両峰対峙し,其間空隙ありて窓の如し,或伝,窓は迷の義にて樵路行まどふよりいふなり」(芸藩通志)とあるのが由来。屹立する山頂は500m離れた2つの岩峰が並び,広島湾岸よりひと目でわかる山容。北西側は東郷山との間に,高度約400mの佐伯高原が断層に沿って細長く広がり,南東側は八幡川が平野を広げ広島湾に至る。南側の佐伯区側は極楽寺山塊との間を八幡川峡が深く穿つ結果,次郎五郎滝が懸かる。北東の安佐南区側は向山に延びる尾根周辺に緩斜面が広がり,昭和47年,明治百年を記念する憩いの森の1つに指定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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