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三ツ石山
【みついしやま】


山県郡の北西部,芸北町と島根県旭町との県境にある山。標高1,163.4m。西中国山地国定公園のうち。江戸期,この山は浜田・津和野・芸州3藩の境界で,山頂にある三ツ石という3つに割れた石をもってその標石としたと伝えられ,山名はこれに由来する。県境をなす稜線上には西に木無(きない)原・天狗石山,東には阿佐山と標高1,000mを超す峰が馬蹄形に連なる。稜線沿いは樹木が育成しにくく,草尾根となるが,中腹はブナを主木とする落葉広葉樹林で,天然杉が点在する。山林のほとんどが町有林で,スギ・ヒノキの造林事業が進む。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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