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三子島
【みつこじま】


倉橋島の北岸,安芸郡音戸町渡子(とのこ)の対岸120m沖合いの小島。音戸町に属す。面積約1.6km(^2)。平坦な地形をなす。呉港の南に位置した工業塩輸入基地で,塩の白い山ができ白い島にみえる。メキシコ産の天日製塩した海塩が大型専用貨物船2隻でピストン輸送され,さらに島から国内のソーダ製造など化学工場へ運ばれる。第2次大戦前は海軍の物資集積場に使用されていた。戦後は土地が払い下げられ,一時65世帯が農業に従事したが,昭和31年三つ子島埠頭株式会社が買収して現在に至っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7191042