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三津峰山
【みつみねやま】


呉市中心街の東部にある山。南西方向に突出する半島状の休山山塊南部のピーク。山頂に標高380.6mを示す三角点がある。粗粒の黒雲母花崗岩よりなるが,花崗斑岩岩脈(音戸岩脈)が北東~南西方向に数条貫入する。山頂から稜線に沿うコースからの展望はすばらしく,身近なレクリエーション地域として市民に親しまれている。稜線沿いに南西に下ると戦争中の砲台が置かれていた高島台がある。ここには昭和42年に音戸ノ瀬戸開削800年を記念して平清盛日招像が設置された。また,春には桜やツツジも楽しめ呉市内一の内海展望台。最近,南西端の音戸ノ瀬戸から稜線沿いに休山山頂に達するハイウエーが建設され,瀬戸内パークラインと名づけられている。また,野呂山・灰ケ峰と休山を結び音戸ノ瀬戸へ続くスカイラインの建設が計画されている。山頂付近は瀬戸内海国立公園に属す。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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