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三原野呂
【みはらのろ】


「芸藩通志」には三原野路山としてみえる。比婆郡東城町の南東部,久代にある丘陵。標高約500m。広さ2km四方の石灰岩台地で,北東に東城川を挟んで飛田野呂,西に宇山野呂がある。「のろ」とは,台地をさす言葉である。乳白色をした緻密で塊状の石灰岩を主とし,石灰岩礫岩を伴う古生代二畳紀のこの地層は,三原野層と呼ばれて区別される。石灰藻や紡錘虫・サンゴ・二枚貝やアンモン貝など,多彩な化石を含む点で重視される。所々にドリーネをもち,土地利用は粗放的である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7191132