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要害山
【ようがいさん】


深安郡神辺(かんなべ)町にある山。標高96.9m。神辺平野の東部神辺町の市街地の北方の丘陵性山地。山頂部は削平され,土塁もみられ,要害山城(茶臼山城)の存在が知られる。南北朝期宮氏によって築城されたと伝える。天文16年大内・毛利両氏による神辺城攻撃の際,落城。南麓に秋丸の集落があるが,ここは,神辺城攻撃の時,安芸の将兵が布陣した砦があった所といわれる。また,北麓には中陣池の地名も残る。東麓には山王山との間の道沿いに集落が分布する。南西端の丘には昭和55年県立神辺旭高校が新設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7191461