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竹ノ子島
【たけのこじま】


下関市彦島に属し,彦島の北西約40mに位置する島。面積0.18km(^2)。昭和27年架橋によって彦島とつながり,同58年現在の竹ノ子島橋が竣工。昭和55年の人口328。地質は,対岸の彦島の西山台地と同じ新第三紀の芦屋層群に属する砂岩層からなり,標高10~15mの台地をなす。西岸一帯は貝化石を豊富に含む地層が観察される海食崖が発達している。東岸は江戸期に風待港として栄えた南風泊(はえどまり)港の一部をなし,現在は下関漁港の外港として埋立地を拡張して関連施設が並び,フグの水揚港として知られる。当島には造船所があり,狭い海岸に漁家が並ぶ。島の西端は関門海峡の航行上の要地を占め,明治43年に竹ノ子島灯台が設置されたが,現在は台場ケ鼻通航潮流信号所があって,船舶通航信号と潮流信号とを発信している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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