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鼓ケ浦
【つづみがうら】


光市南東部室積半島の東南端に位置する浦。室積半島の周防灘に面する約2kmの部分に続く高さ60~80mの海食崖が切れた東端の部分に当たる。この浦の北部は,室積湾へ突出した象鼻ケ岬の砂嘴の付け根に相当する。砂嘴の松並木の中ほどには,元治年間に萩藩が沿岸防衛のために築いた室積台場跡(光市史跡)の石塁が残る。地名の由来は,峨嵋山南端の海食崖に大きな割れ目があり,風の強い日には波濤が打ち寄せるたびにトントンと鼓を打つような音が聞こえることにちなむという(光市地名考)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7193660