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船島
【ふなしま】


下関市彦島に属し,関門海峡大瀬戸に浮かぶ島。面積0.078km(^2)。彦島江ノ浦の東岸250mに位置し,北端に小山があるほかは大部分低平な島で,明治期以降数度の埋立てにより,面積が5倍以上になった。下関市と民間3社の所有だが,対岸にある三菱造船所の所有地が最も広い。一般に巌流島と呼ばれ,慶長17年宮本武蔵と佐々木小次郎がこの島で決闘し,敗死した巌流佐々木小次郎の名にちなんだものと伝える(有方録・西遊雑記)。北西端に船着き場があり,下関市が巌流島憩の広場として整備し,市民に広く利用されている。大瀬戸に臨む東端に,大正2年に設置された灯台がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7194401