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大坂谷川
【おおさかたにがわ】


阿讃国境の板野郡板野町大坂峠付近に発して大寺で旧吉野川に合流する川。延長約7km,流域面積約11km(^2)。沿岸は源平合戦時,義経軍の通過説もある古くからの阿讃の通路。藩政期には峠下の東谷に御番所があった。明治以降も国道と国鉄高徳本線の通過により重視されたが,前者は昭和38年鳴門市北灘(きたなだ)町の道路改修の結果,主役の座を譲った。下流の大寺は扇状地に発達した谷口集落で,律令期の郡頭(こおず)は扇端付近と考えられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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