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剣ノ山
【けんのやま】


剣乃嶺とも書き,地元では,つるぎのみね・けんのえ・けんのみねとも呼んだ。三好郡山城町と愛媛県新宮村の境にある山。標高1,105.8m。県西端の境をなす山並みにあり,塩塚峰と三傍示山のほぼ中間にある。山頂は広く,笹が密生し灌木が多く展望はきかないが,南に笹を分けて出れば,南西に三傍示山,南東に野鹿池山,黒滝山をはじめ土佐の連山が望まれる。登山コースは,池田から吉野川に沿って南下し,小歩危(こぼけ)の手前から白川谷をさかのぼって,バス停冬口から西へアキシ谷に沿って林道終点まで車で入る。そこから沢沿いに進んで愛媛県境の峠に出る。南へ尾根伝いに登れば約2時間で山頂に出る。尾根筋は笹やぶが多い。白川谷本流とアキシ谷の合流点右岸に奥小歩危温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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