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古堂山
【こどうやま】


那賀郡木頭(きとう)村東部にある山。那賀川を挟み,大森山の東約2km,同じく那賀川を挟んで天貝山の南2kmに位置する。標高774m。頂上は東西に長く,高低100mで2kmに及ぶ高原が広がる。西から古堂山,標高733mの無名峰,源蔵ノ窪(723.3m)の3つのピークが並ぶ。無名峰の南方約600mに木頭村出腹(いずはら)と同郡上那賀町海川を結ぶ星越峠があり,無名峰と源蔵ノ窪は木頭村と上那賀町の界をなす。星越峠を通る東西方向の谷を仏像構造線が走り,北の秩父帯と南の四万十帯を分けている。標高700m前後からは草原で,春はワラビ・ゼンマイ,秋はススキで覆われ,那賀奥の展望台でもある。登山道は多いが,出原・助からが一般的で,ともに所要時間は約1時間。中部山渓県立自然公園のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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