100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

五ノ丸山
【ごのまるやま】


三好郡の池田町と井川町の境界線上に位置する山。標高822.6m。山名の由来は山頂部が東西に5つの緩やかな円錐形のピークが並ぶところから名づけられた。南北朝期,井内谷の八ツ石城を建設した折,この山に脇屋義治が出城を築いたと伝承される(池田町誌)。また観天望気の山としても知られる。五ノ丸山の南斜面に朝霧が昇るとその日は必ず晴天で,霧が下ると必ず雨になるといわれる。南西山麓に弘法大師の伝説のある水落大師ご座所跡がある。五ノ丸山の西側から流れ出る渓流によって山伏たちが水垢離を取る滝の行場である。登山道は池田町供養地・漆川,井川町里川などから通ずる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7196065