100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

白木山
【しらきやま】


海部郡の海南町と牟岐(むぎ)町の境界線上の山。胴切山の南方1km足らず。矢筈山の東方1.5kmの地点にある。標高740m。地質は四万十帯に属し,藩政期からアンチモニー鉱山として知られていた白木鉱山が,大正10年頃廃鉱になった(牟岐町誌)。この山には,昔,牛鬼という,顔が鬼で体が牛の獣がすみ人々に害を与えた。そのため猟師に撃たれ,牛鬼の倒れた所を牛鬼淵といい,牛鬼塚と呼ばれる牛鬼を祀った小祠がある。全山雑木林である。登山道は平野・こん谷(共に牟岐町)から通じている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7196298