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新九郎山
【しんくろうやま】


那賀郡木頭(きとう)村北西にある山。標高1,635.3m。高ノ瀬峡を挟んで西の中東山と対している。剣山からジロウギュウを経て南に延びる山稜から,東に枝分かれして折宇谷山,平家平へ連なる山稜から南西に少し離れた地点にある。全山鬱蒼とした原生林に覆われ,山頂はなだらかで広く,クマザサが生い茂っている。樹間から南西に石立山,北にジロウギュウ,東方には折宇谷山などが望まれ,北側の眼下にスーパー林道が見える。東斜面には昭和51年の100万m(^3)をこす大崩壊の跡が残る。登山者が少なく,顕著な登山道はない。スーパー林道の剣山トンネルの上の峠から尾根を登り,2つ目の広いピークを右(南西)へ登ると頂上に至るが,やぶを分ける道のりは2時間以上かかる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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