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歩危峡
【ほききょう】


那賀郡木頭(きとう)村出原(いずはら)北方の那賀川の峡谷。単に「ほき」ともいう。「ほき」は「はけ」と同じで断崖や急斜面を指すことばである。秩父(ちちぶ)帯のチャートと石灰岩地域の横谷で,絶壁が続き往時は交通の難所であったが,現在は左岸を国道195号がトンネルと擁壁に守られて通じている。右岸は中部山渓県立自然公園に含まれる。赤松と紅葉の調和がよく,ときに野猿やカモシカをみる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7197305